FACTのRustie - EVENIFUDONTBELIEVEについてのQ&A翻訳

偶然読んだ音楽ニュースサイト「FACT」上のRustie - EVENIFUDONTBELIEVEについてのインタビューが面白かったので翻訳してみる。

以下翻訳
太字:インタビュアー/斜体:Rustie
現在のあなたの方向性について話したいと思います。数年前初めてあなたに会った時のことを思い出します。あなたはいつも静かで、決してそこまでツイッター上に姿を現さなかった。しかし今あなたはいつもオンラインでファンと交流しているようですね。

ええ、そうですね。それで、Warp Recordsから出した初めのアルバムたちについて、Warp Recordsの人々はあらゆることをしてくれました。僕はただ音楽を作ってその全てを彼らにゆだねました。でもそれでは本当に満足することはできないんです。

それはGlass Swordsにおいて？Green Languageにおいて？それともその両方ですか？

両方について少しづつ当てはまりますね。基本として、僕は自分自身で音楽を作ることに慣れるようになったし、それはより価値のあるものになりました。こうして僕はあらゆることをより強く自分でコントロールするようになったんです。

このアルバムは本当に自然にレコーディングされたように聴こえるし、いい方法で短時間で完成したように聴こえます。それにこのアルバムは極めて荒削りですね。

ええ。このアルバムの中の幾つかの曲は長い間ライブで使ったりしていました。しかしこのアルバムはほんの最近形になったものです。最初僕はEPをリリースしようと考えていました。しかし似た感じの曲が多くできたのでEPとして構想していたものは自然とアルバムの形へシフトしていきました。本当に何の計画もなかったのですが、幾つかの曲はライブで良い反応を得られていて、それに付随してある種の音響美学がありました。それでEPのリリースをやめてそのままアルバムの制作に移行するすることに意味が生じたんです。

あなたの曲はどれも本当に情景を想起させるものですね。そして、あなたはいつも素晴らしいアルバムジャケットを用いています。曲を作る時あなたは頭の中に情景を描いているのですか？

まあそうですね。僕はいつもそういった自然の美しさを頭の中で描いています。常に思い浮かんでいる視覚的な情景、もしくは身体的な快感や感情があって、それらは僕の音楽の中に放出されているんです。

あなたを視覚的にインスパイアする何か特定のものはありますか？

少し言い表しづらいものですね。ただ美しいもの、僕に活力を与えてくれるものが僕にインスピレーションを与えてくれます。ご存知の通り、僕はハッピーハードコアとかそんな音楽を聴きながら寝るんですけど、活力の多い音楽が好きですね。そういう音楽は僕に快感をもたらしてくれます。

このアルバムのジャケットはどこから来ているのですか？

うちの窓からiPhoneで撮った写真ですよ。

誰かにデザインされたものかと思いましたよ。これはアザラシに見えるように意図されたものですよね？

ええ、そうです。

しばらく前にGreen LanguageはあまりにA&Redだとツイートしていましたが、どういうことを意味しているのですか？

(Green Languageを制作する際に)マネージャーたちは僕を一つのやり方に押し進めようとしました。それはアヴァンギャルドで、変に凝った作曲のやり方です。またその他の人々は注目を呼ぶシングル曲、ボーカルの乗った曲、そしてそれらすべてに僕が取り組むように促しました。僕は二つの方向に引かれていきました。それはGreen Languageを聴けばあなたにも少しわかると思います。

それはこのアルバムにボーカルが乗っていない理由ですか？

ええ、僕は今回逆のことがやりたかったんですよ。

このEVENIFUDONTBELIEVEというタイトルは何を意味しているのですか？

これは全然スピリチュアルでない人々に向けたものです。もしあなたが何も信じられないとしても、ただ我々が存在していて、「存在」があるという事実はそれ自体十分に驚くべきことなんです。

自然の美、というところだと思いますが。

そうですね。
以上翻訳

EPにするつもりがなんとなくの流れでアルバムになったとか、ジャケットが家の窓からiPhoneで撮った写真だとか適当さが見えてくるインタビューだった。
あと寝るときにハッピーハードコアを聴いてるという謎の私生活とか、最後の唐突な存在論が面白かった。