2016/1/22のNOUS FMで使った曲

今回はいつも通りの感じに加えて最近っぽい各種ハウスを中心に選曲した。


NOUS FM - sprout's dub 94 (Revenant & kina-kmt) - 2016年1月23日放送分 by Nous Fm on Mixcloud





Manila Killa - All That's Left (feat. Joni Fatora)


Future Bass初期から活動しシーンに大きな影響を与えているレーベル"Moving Castle"のメンバーであり、最近ではCandle Weatherとのユニット"Hotel Garuda"としても活躍しているManila Killaの新曲。

本曲はややテンポの遅いGarage/Houseを意識したリズム構成で最近の彼らしいトラックとなった。

ボーカルに迎えたJoni Fatoraの哀切な歌声がManila Killaのトラックによく合っている。

購入はbeatportiTunes Storeから。

https://pro.beatport.com/release/all-thats-left/1677837

All That's Left (feat. Joni Fatora)

All That's Left (feat. Joni Fatora)

  • Manila Killa
  • エレクトロニック
  • ¥255




Diveo - Fever Dreams (feat. Taylor Fernandez)


Ryan Hemsworthの主催する"Secret Songs"やCarpainter等も曲を出している"Activia Benz"からリリースを重ねているマンハッタン在住のDiveoの新曲。

今回はニューヨークに住んでいる19歳のシンガーTaylor Fernandezとコラボしている。

Diveoの過去のトラックより音色の数が控えられR&Bの雰囲気が強く出ているが、ところどころ彼らしいギラギラしたシンセサイザーと激しい展開が織り交ぜられていて面白い。

Diveoのこういった音使いにはUKのハードコアテクノなどの影響があるのではないかと勝手に思っているが、どうなのだろうか。

このトラックは彼のbandcampページ上で販売されている。

diveo.bandcamp.com




Basenji - Can't Get Enough


2015年9月にFuture ClassicからリリースされたオーストラリアのBasenjiによるデビューEP"Trackpad"から一曲セレクト。

この"Can't Get Enough"で使われているホーンの演奏はBrasstracksが担当しているらしく、実質この二人のコラボレーションである。

Basenjiは2014年から同じくオーストラリアのWave RacerなどとともにFuture Bass黎明期のシーンを担っていたが、散発的なリリースしかなく本EPにてデビューということになるようだ。

beatportなどから購入できる。

https://pro.beatport.com/release/trackpad/1615245




in the blue shirt - Secret crush (Quarta330 Remix)


学部は違うが大学の先輩であるin the blue shirtによるMaltine Recordsからのリリース、"Cyanotype"に収録されたQuarta330によるリミックス。

リリースの説明には

京都新世代の神こと「in the blue shirt」によるカットアップ・ポップスの最先端を開拓する渾身のマルチネ初リリースがようやく!!! Soleil SoleilとQuarta330による渋めなリミックスもいい感じですよ。

と書かれており、一緒に鍋を食べたりしたあの人はいつの間にか神になったらしい。

Quarta330によるリミックスは過密ながら滑らかなリズム隊と彼のトラックに特有のベースラインが心地いい。

Maltine Recordsのサイトから無償でダウンロードできる。

[MARU-151] in the blue shirt - Cyanotype




Louis The Child, K.Flay - It's Strange feat. K.Flay (Jailo Remix)


2016/1/15に発売された"Louis The Child - It's Strange FT. K.Flay (Remixes)"に収録されたJailoのリミックス。

オランダのJailoは先ほど紹介したManila Killaと同じくMoving Castleのメンバーである。

こちらのリミックスはFuture Bassの雰囲気がうまくハウスに落とし込まれている。

このリミックス盤にはCRNKN、Melvv、その他様々なアーティストが参加していて20曲という非常に気合の入ったボリュームとなっている。

下のサウンドクラウドのプレイリストには非公式のリミックスも並べられていてさらにボリュームが多いが、InodiやChet Porterのリミックスがオススメなので是非チェックしてほしい。



購入はbeatportなどから。

https://pro.beatport.com/release/its-strange-remixes/1676885




GoldLink - Spectrum (GEOTHEORY Remix)


Louie LasticがプロデュースしているGoldLinkのSpectrumをGEOTHEORYがリミックスしたこちらのトラックも使用した。

GEOTHEORYはハウスを作ってもビートミュージックを作ってもかっこいいのでズルいと思う。

ロサンゼルスの根拠地とするビートシーンのトップレーベル"Soulection"からのリリースもあるLouie Lasticが手がける原曲も非常にいい。



GEOTHEORYによるリミックスは以下のリンク先から無償でダウンロードできる。

www.toneden.io




Loud Luxury - Who's the Boss

https://itunes.apple.com/jp/album/whos-the-boss/id1060002098?i=1060003798&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog


ロンドンを拠点とするテックハウスの名門レーベル"Black Butter Records"から度々リリースされているコンピレーション"Spread Love"シリーズの6枚目"Spread Love Vol. 6"から一曲紹介した。

ソリッドなベースと音の隙間が心地いいテックハウスで、2小節目の4拍目で鳴っているアタック感の強いボイスサンプルはVogue(音楽)の影響だろうか。

コンピレーションに収録された他の曲も地味過ぎず上げ過ぎない良い塩梅のテックハウスなので、このトラックが気に入った人はチェックしてみてほしい。

https://www.wasabeat.jp/tracks/1140001-loud-luxury-who-s-the-boss-originalwww.wasabeat.jp



Malaa - Notorious


Future Houseと呼ばれるムーブメントの創始者であるTchamiが最近スタートさせたレーベル"CONFESSION"から一曲。

このレーベルからは本曲のようにTchamiの影響を受けたディープハウスをよりアグレッシブにしたFuture HouseとかBass House*1とか呼ばれるトラックがリリースされている。

さらに最近ではTchami自身も"After Life EP"をリリースしている。



Malaa - Notoriousは以下のリンク先から無償でダウンロードできる。

www.hive.co




Carpainter - Fancy Night Step (2016 Tech House VIP)


Carpainterが自身のMaltine Recordsからのリリース"Double Rainbow"に収録された"Fancy Night Step"をテックハウスに作り直したトラック。

シンプルなリズムとベースの構成ながら何度聴いても飽きず、彼の職人技がうかがい知れる。

この曲は以下のリンク先から無償でダウンロードできる。

https://www.tunebula.com/carpainter/fancy-night-step-2016-tech-house-vip-free-dl


ところでCarpainterといえばLuckyMe Recordsの毎年の恒例行事で1日一曲ずつ出していく"Advent Calendar"に参加して"Joseph Marinetti - Jumpstyle is Low Art (Carpainter Remix)"をリリースしたことが(個人的に)記憶に新しい。



余談だがこの曲が出た時ちょうどCarpainterや友人とスカイプをしながら一晩中「ワンナイト人狼」に興じていた。

その最中ツイッターをちらっと見たらこのリリースが報じられていて、知っている人間がLuckyMe Recordsからリリースしたことによる驚きと曲自体の素晴らしさからスカイプ越しにすごい勢いで彼を褒めちぎっていたが、まんざらでもない様子だった。

*1:Bass Houseという呼ばれ方はかなり対象が広いのでこの場合はあまり適切ではないかもしれない。